古来、西洋では蹄鉄を拾ったり、蹄鉄を門口に付けて置くと幸運が舞い込むといわれました。現代においても、蹄鉄を自動車の前に付ければ事故に遭わないと多くの人が信じ、アクセサリーとしても素晴しいデザインである蹄鉄を付けて走っています。
古今を通し、受け継がれた蹄鉄の呪術性の根源は古代ケルト民族が様々な災厄から我が家を守る願いを込め、門口や楝木に付けた鹿や野牛の角に由来します。(日本の神社や古い民家の「千木(チギ)」も同様)
また、鉄の持つ比類無き強さと、馬は人を踏まないと言われるような、馬とのパートナーシップ、信頼感に裏打ちされています。そんな事から、「幸運の蹄鉄」は鉄の持つ強さを表す黒光りする様な古い蹄鉄を拾い、鉄尾を上に向けて(Uの字、Vの字)舞い込む幸運をこぼさないように打ち付けるのがラッキーを呼ぶ秘訣です。
また、一部の方々には、ちょっと変わった「氷上鉄」が入っています。これは冬期の雪道やアイスバーンに対応したスパイク蹄鉄です。上記のいわれの他、受験生の机に打ち付けておくと「合格まちがいなし」とされています。 |

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